ユーザーが求めるもの

SEM対策で知るべき3種類のキーワードのうち、「既存キーワード」と「流入キーワード」は理解しやすい。すでにサイトに存在するキーワードに対しては、「何故そのキーワードを選んだのか」を顧みることができ、サイトの持つ目的を反映しているかどうかを考えるために重要だ。また、アクセスログを解析すれば、どのキーワードでサイトに訪問したユーザーの滞在時間が長く、意図通りのページ遷移を行い、コンバージョンに至ったかを知ることができる。同時に直帰率が高いキーワードとの関係を考えれば、サイトの改善点が見えてくる。(流入数は少ないが、確度の高いユーザーが使用する「ロングテールキーワード」の重要性については、あらためて語りたい)ところが比較的軽んじて捉えられがちなのが「市場キーワード」だ。

サイトに訪れてこないユーザーは、何を求めて、どのようなキーワードを使っているのか。そこにはどれほどの機会損失があるのか。雲を掴むような印象があるが、「ユーザーが求めるもの」を象徴する市場キーワードを的確に捉えることは、すなわち市場を理解することであり、市場(market)の理解なくしてマーケティングは語れない。市場が理解できれば、いま打つべき施策はもちろん、さらに一歩先の未来も見えてくるようになる。「半年後、ユーザー志向は何をターゲットにするか」を予測できれば、先んじてコンテンツを用意しSEO施策を行うことで、市場が活発になった頃には上位ランキングされて流入につながる、といった図式が想像できる。これは机上の空論だろうか?

Webサイトは「生き物」だとよく表現される。運営企業、運営者の活動が反映され、常に更新(成長)されている状態が望ましい。活動には目的が不可欠であり、目的は市場の理解なくしては意味がない。SEMの世界では、市場を理解したキーワードによる戦略を「Keyword Market」と呼ぶ。最後に、HPやGAPなどのインターネットマーケティングを支えている米国SEMアナリスト「Acxiom Digital」が運営する「MARKETLEAP」でも同様のことが簡単に定義されているので紹介する。

In short, a Keyword Market is the total number of unique searches on the Internet that are relevant to your website. (中略)Selecting the right keywords and phrases is critical to the success of any search engine marketing campaign. A thorough analysis of your keyword market(s) will ensure proper keyword selection.

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このページは、インフォキュービックが2009年6月19日 09:23に書いたブログ記事です。

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