1900年代後半に生まれたSEOという概念は、技術として瞬く間に発展し企業のビジネスモデルを変革させるほどのインパクトを与えてきた。日本市場への浸透には数年の遅れをとったものの、現在SEOを考えずに企業サイトの価値は計れないと言っても過言ではないだろう。

2008年までの流れで米国ではSEO業者の二極化や淘汰が始まったと述べたが、その流れの中で新たに生まれたのがSEM(サーチエンジン・マーケティング)というビジネス理論だ。広義にインターネット・マーケティングとも呼ばれ、学位として確立させている大学も現れている。

さらにリスティング広告が登場して以来、それまでSEO施策によって検索結果で上位表示されることがすべてだった時流に変化が起きた。アクセス解析の技術も平行して発達し、検索エンジンはマーケティングに新しい観念をもたらした。いかにユーザーのニーズを掴み、彼らに適切なウェブサイトで、的確にアプローチすることが、ビジネスチャンスの最大化につながると考えられるようになった。

2009年以降のSEO業界、ひいてはビジネス理論全体を俯瞰する上で避けられなくなったSEM。まだ日本では誤解も多いこの概念について、海外の最新動向を交えて考えていきたい。
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